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Channel: フヂイ エンヂニアリングの 自動車造りな日々
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エリーゼのボディカウルの修理

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こんにちは。
カーボン製品の試作開発や修理を行っているフヂイ エンヂニアリングでは、スポーツカーのボディカウルの修理作業も入庫してきます。
その中でもエリーゼが最も多いですね。
それには理由があって、ロータスのスポーツカーのFRPカウルは、一般的に流通しているハンドレイアップのFRP製品と違って、SMCという製法で製作されたカウルが多いんです。
これがやっかいな素材で、普通の修理用樹脂ではまともな接着強度が出せません。
なので、普通の修理用樹脂で修理しても、軽くボディを押したり引いたりするだけでペリッと剥がれてしまうのです。
そういう理由で難修理部品とされていて、ロータス乗りの皆様は、ちょっとした接触事故でもカウル交換150万円!!という見積に驚愕された方もおられると思います。

フヂエンでは、SMCのような難接着部品の接着に関しては、過去に多くのトライとエラーを重ねて、非常に強度の高い接着と修理を出来るようになりました。

今回ご紹介するのは、エリーゼ シリーズⅡです。
サーキット走行でのクラッシュで、右フロントから右サイド、右リアまでダメージを受けています。
フロントカウルは、ライトベゼルが脱落するほどの損傷なので、普通ならカウル交換です。
でも、幸いに脱落した部位もほとんど欠損なく残っているので、「修理してみましょう!」という事になりました。
イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3


これから、このカウルを修理進めます。
進行状況はこちらで逐一アップしますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。


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