300km耐久レースが終わりました。
期待膨らませて挑んだのですが、勝利の女神にそっぽ向かれてしまいましたね。(汗)
期待膨らませて挑んだのですが、勝利の女神にそっぽ向かれてしまいましたね。(汗)
74号車は鈴木 啓太選手のドライブでスタートを切りましたが、混戦の中で接触してしまい、リアセクションに大きなダメージを負ってしまいました。
その後ピットインして応急措置したものの、約2分失ったのと、修理作業を伴うピットインは義務ピットイン回数3回にカウントされないので、他よりも1回多くピットインする事になり、勝負権を失いました。
オンボード映像を確認すると、注意深く走れば防げた部分もある接触だったので、鈴木選手のレース経験の不足していた部分がネガティブに出てしまった様です。
速く走るのと、レースで強く走るのはまた違うんだなぁ。
とはいえ、オンボード映像で見た、ブレーキングで絶妙にマシンの角度をコントロールする能力は天性のモノを感じさせます。
磨けば光る!、今はまだ表面ザラザラだけど。
昨晩は本人もかなり落ち込んでいて、ため息で呼吸しているような状況(笑)だったので、晩御飯を一緒に出掛けて、オンボード見ながら、「こういうシチュエーションで何を考えていた?」「ここはどうするべきだと思う?」と反省&次の課題を提案しました。
鈴木選手は、現在22歳、ミニサーキットで速さを磨き、グランツーリスモで次点合格という事で、今回助っ人参戦に至った訳ですが、速さはあります。かなり持ってる部類に入ります。
でも、レースの走り方を全く知らなかった。(汗)
レースって外から見てると、ただ坦々と速く走っているだけに見えますが、実はペース配分や、押したり引いたり、そりゃあもう精神戦なのです。
あと、スプリントと耐久では走り方を変えてくるのがアタリマエ。
カートを卒業してきた若者たちは、このあたりはある程度経験してきているので、4輪でもある程度戦える訳ですが、ゲームや走り屋から4輪レースに上がると、レースの走り方の面でまず壁に当たりますね。
これからじっくり教え込む事にします。
レースの走り方は、別にVITAじゃなくても勉強できるので、レンタルカート耐久でもテーマを持って走ればしっかりと身に付きますし、KT100のレースに出てみるのも良いでしょう。
せっかく才能を持っているのですから、急がずじっくり取り組んでもらいます。
米川選手は、持ち味のハイアベレージの連続走行と、レースでの強さを発揮する前にマシンが破損して帰って来た(滝汗)ので、アピールする機会を若干逸した感があります。
逆に言うと、「予選ポジションよりも上げて帰って来る」が当たり前になっている米川選手のレースでの強さが浮き彫りになりましたね。
当たっても軽くカウル割る程度で、本体にダメージ及ぼす事は殆どありません。
今後、他のレースでも能力を試してみたいドライバーですね。
874号車は、週末通じてマシンの速さ、特にストレートスピードに苦しみました。
ロガーデータを見てみると、74号車に比べてかなり遅い。ピークで10km/h差ある事も。
もちろん、コーナーのボトムスピードでも74号車に差をつけられているのも原因ですので、一概にエンジンだけのせいとは言えません。ですが、速くないのは事実。
エアフロ、ノックセンサ、VVT-I、いろいろやってみましたが、改善せず。
エンジン以外の部位に原因あるのかもしれません。
次レースまでに対策します。
オーディション選抜ドライバーの文屋選手は、コース上でも安定していましたし、レース中も常に冷静に最善を尽くす走りを見せてくれました。
予選ポジションが下位だったので、目立たなかったのですが、きっちりとレースではポジションアップしてゴールしました。
これから経験を積むことで強いドライバーになりそうです。期待できます!
最後に、上杉選手。この週末、もっとも戦っていたのが上杉選手でした。
主に自分との戦い。
職業柄?なのか、(上杉選手は自動車部品メーカーのテストドライバー)、どうしても安全率を大きく取ってしまう。だから、なかなかタイムが伸びない。
耐久レースなので、安定性は大切ですが、ベースペースがそこそこ速くないと戦えない。
速さと安定性、この二律背反のテーマを追求していく事は、彼の職業面でもメリットあるでしょうから、後半戦じっくり取り組んでもらいます。
という訳、今年の夏の耐久レースが終わりました。
というのはウソ!
8月にK4GP富士1000km耐久に出ます!
マシンはアルト快速通学仕様です。
全く戦闘力の足りないマシンですが、燃費は最高!なのでコーナーのボトムスピードを上げて走る練習にはちょうど良さそうです。
僕も久しぶりに乗ろうと思います。
乗ってみたい方おられましたら、お気軽にお声かけください。
楽しいですよ!
今回のレースで、総勢20名を超える仲間がフヂエンレーシングのピットに集まってくれました。
女性陣はガルパンの衣装で登場!までしてくれて、盛り上げてくれました。
また、ニコニコ動画での生中継もやってくれました。
素晴らしい仲間とレースできた事に心から感謝します。
良いリザルトでお返ししようと試みましたがチカラ及ばず、申し訳ないです。
次回は8月にスプリントレースです。
#74は米川選手
#874は上杉選手
の布陣で戦います。
結果でお返ししますので、またぜひピットに遊びに来てくださいね!
お待ちしております。
フヂイ エンヂニアリング