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Channel: フヂイ エンヂニアリングの 自動車造りな日々
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受験生みたいな正月の過ごし方

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あけましておめでとうございます。
皆様、今年もよろしくお願いいたします。
確か、3年くらい前の正月だったと思いますが、
「もうウンザリだ!レースなんて辞めだ!終了!撤収!」
と神に誓ったのでした。
それから、フヂエンはどんどんとレース色が濃くなって、最早半分以上レース屋さんの様相を呈しているのであります。(汗)
嫌だ厭だと言いながら、どんどん深みにハマって行く、アンコントローラブルな人生の苦さを噛みしめているワケですが、昨年のレース活動は、大嫌いなレースが、「そんなに悪くないな」と思わせてくれる1年でした。
3年前に、知人に紹介されてフヂエンにやってきたカート少年(仮名 ヨネくん)。彼は、全日本カートを戦っていたが、本格的な4輪レースに挑戦したいと言う。
しかし、当時の彼は伏し目がちで、レースやりたいと言う割には自己主張が弱く、頼りない。
そのころの僕は、色々な出来事に意気消沈していて、本気でレース活動を全て辞めようと考えていた時期でした。
しかし、彼はウチでレースをやりたい!と言ってくれたので、
「じゃあもう一度だけ頑張ってみっか!」
と重い腰を上げて鈴鹿クラブマンレースのVITAレースに参戦する事に決めました。
それからの2年間、走っては修正、悩んでは修正、たまに修理、負けて、負けて、やっと勝って、な戦いでした。
その過程で、伏し目がちだった彼は、しっかりと相手の目を見て話すようになり、自分の考えている事を相手に伝える技術と自信を身につけました。
自分のやりたい事を下手くそながらもアピール出来るようになってきた彼は今年、スーパー耐久のシートを得ました。
彼の為に、たくさんの大人が東奔西走(右往左往?)した結果です。
前提条件として、運転技術の伸び代がかなり有りそうだぞ、という事もありますが、3年前の彼では、この展開は無理でした。
レースを通じて彼が人間として成長した証です。
この出来事がじわじわと嬉しくて、心の底ではまだ「レースなんて最低だ!」と思っていますが、心の何処かで「レースってそんなに悪くないよね」と思い始めております。
という事で、彼と共にマリアナ海溝よりも深い「レースの深み」に全力でハマりに行くことになりました。
「毒を食らわば皿まで」
行くとことまで行きます!
目標は海外耐久レースだ!行くぞ!
というワケで、大晦日も元旦も関係なく、自宅のPCの前で、計画練ったり、企画書書いたり、であります。
受験生みたいな正月にいい加減ウンザリしてきたので、今日から嫁さんの実家が有る西宮に移動して、西宮神社(えびすさん)にお参りして、おせち頂いて、正月気分を味わってきます。
では、今年も宜しくお願いいたします。

フヂイ エンヂニアリング

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